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脂質異常症について

脂質異常症とは

 血液中の脂質の値が基準値から外れた状態を、脂質異常症といいます。脂質の異常には、トリグリセライド(中性脂肪)とLDLコレステロール(いわゆる悪玉コレステロール)の高値、HDLコレステロール(いわゆる善玉コレステロール)の低値があります。
 脂質異常症には自覚症状がほとんどありません。放置すると血管が弾力性を失う動脈硬化が進み、脳梗塞や心筋梗塞といった命に関わる病気を発症する恐れがあります。
 脂質異常症の多くは、食べすぎや運動不足など生活習慣により発症しますが、遺伝的にかかりやすい方もいます。この場合、肥満体系ではないのに、コレステロール値が高いと指摘されたりもします。そのほか、閉経後の女性もLDLコレステロールを分解する女性ホルモンの分泌が少なくなることから、LDLコレステロールが高くなる傾向があります。
 基準値を外れた場合は、その原因を探るためにも再検査・精密検査を受けることや医療機関を受診することが大切です。

脂質異常症を予防する3つのポイント

①食べすぎや飲みすぎに注意する。
・食事はバランスよく取りましょう
血中の脂質を上げないために、脂質の上昇を抑える食品をバランスよく摂りましょう。和定食を意識することで理想的なバランスに近い食事を摂ることができます。
・高カロリーの食品は控えましょう
とんかつ・唐揚げ・天ぷら・炒め物など油脂を多く使った料理は高カロリーです。回数を減らしましょう。また、乳製品や肉などの動物性脂肪やパーム油などの食物油脂には、多くの飽和脂肪酸を含みます。血液中のLDLコレステロール値を上げる作用があるため注意しましょう。
・主食は控え、穀物入りの物も検討してみましょう
主食に多く含まれる炭水化物を摂りすぎると、体重増加・中性脂肪値の上昇を招きます。ご飯は茶碗1杯までに留めましょう。玄米・大麦・押し麦などの穀物を含んだご飯やパンを選択することで、食物繊維を多く摂ることができます。
・アルコールは目安量内に留めましょう
目安量は、日本酒1合・ビール中瓶1本・ウイスキーダブル1杯・ワイン2杯程度です。
※年齢・性別・体質により個人差があります。また現在治療中方は、主治医にご確認してください。
また、アルコールの摂りすぎは、中性脂肪を上昇させます。また、飲酒は食欲を増進させる効果もあります。一緒に食べるつまみにも気を付けましょう。

②魚や野菜を積極的に摂る。
・魚や大豆製品も取り入れましょう
魚や大豆製品には、動脈硬化を改善する作用があります。肉だけを選択するのではなう、魚や大豆製品も選択しましょう。
さんま・ぶり・さばなどの青魚には、中性脂肪を減らす作用のあるオメガ3系脂肪酸を多く含みます。
・食物繊維を多く含む野菜を意識しましょう
食物繊維を摂取すると、LDLコレステロールが低下する作用が働きます。スープやみそ汁の具を多めにしたり、すぐに食べられる野菜を常備することで野菜の摂取量を増やすことができます。

③菓子類、甘い飲み物を控える。
・菓子類の量や回数を減らしましょう
間食では、果物やヨーグルトを選択するのがおススメです。
・糖質が多い飲み物は控えましょう
清涼飲料水など甘い飲み物には多くの糖分を含みます。水分補給の際は水かお茶を選択しましょう。

〈参考〉
・日本栄養士会全国病院栄養士協議会
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