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糖尿病について

糖尿病とは

 糖尿病の初期には、自覚症状はほとんどありませんのどの渇きや尿の回数が増える(頻尿)、水分を多くとる(多飲)、だるい・疲れやすいといった症状が出るころには、病気はかなり進行している状態です。血液中にブドウ糖が増えすぎると、腎臓は多量の水分と一緒に尿として排出しようとするため、尿の量・回数が増えます(頻尿)。また、尿の量を増やすために体内の水分が大量に使われることから、脱水状態となりのどが渇きます。そのため、水分を多くとる(多飲)ようになります。高血糖による脱水症状が続くと、意識がもうろうそし、重症になると昏睡状態に陥り倒れてしまうこともあるので注意が必要です。
 血糖値が高い状態を放置すると、血液中の余分なブドウ糖が血管や神経を痛めつけ、様々な恐ろしい合併症が起こります。 

糖尿病の合併症は主に3つあります。
①糖尿病網膜症→高血糖状態が続くことで、網膜にある毛細血管が障害を受けてしまいます。最初は自覚症状がありませんが、進行すると失明する可能性があります。
②糖尿病腎症→高血糖状態が続くことで、糸球体の働きが低下します。本来は老廃物のみをろ過するはずの糸球体が、体にとって必要なたんぱく質などもろ過してしまい、尿にたんぱくが出るようになります。進行すると、糸球体がつぶれてろ過が行われなくなり、身体に老廃物や水分がたまってしまします。さらに進行すると腎不全や尿毒症に陥ります。すると、体内に老廃物や水分が貯まってしまうため人工的に血液中の老廃物や水分を取り除く人工透析が必要になります。人工透析は、必要になると生涯続けることになります。
③糖尿病神経障害→高血糖状態が続くことで、神経細胞が変化し手足のしびれや痛み、発汗異常、立ちくらみ、消化器不良、勃起不全などが起こります。また、痛みを感じにくくなるため、足のケガに気づかず壊疽を起こし、切断することもあります。
 
三つの合併症以外にも、太い血管が傷つくことで全身の動脈硬化が進み、脳梗塞や心筋梗塞、狭心症など、命に係わる深刻な病に陥ることもあります。

糖尿病を予防する3つのポイント

①食べすぎ・肥満に注意する。
・バランスよく食べましょう
1日3食、規則正しく食べましょう。朝食を抜くと、次の食事の食後の血糖値が高くなりやすいので注意しましょう。
・ご飯は抜かずに、適量を摂りましょう
ご飯やパンなどの主食はエネルギー源になるので毎食適量を摂るようにします。茶碗は小さめの物を選ぶと食べすぎを防げます。また、ご飯に玄米や大麦を混ぜたり、ライ麦パンや胚芽パンを選択することで食物繊維の摂取量を増やすことができます。
食物繊維には、便秘の予防の他に血糖値上昇を抑制する効果があります。
・油脂が多いものは控えましょう
同じ食材でも、調理法を揚げ→焼きに変えたり、刺身としてお召し上がりいただくと大幅にカロリーを減らすことができます。(100キロカロリーほどの差があります。
肉類は脂身の少ない部位を選択するようにしましょう。
ばら肉・ひき肉よりも、もも肉・ヒレ肉・胸肉がおススメです。
・果物は適量を摂りましょう
果物はビタミンや食物繊維などを含みますが、糖分を多く含むため食べすぎに注意しましょう。1日の目安量は、桃(大)1個、いちご(中)12粒、バナナ(中)1本、柿(中)1個、りんご(中)半分、みかん(中)2個程です。(80kcalに相当します)
2種類食べる場合は、半量ずつにしましょう。

②野菜を食べる。
・毎食十分な量の野菜を食べましょう
たくさんの野菜を食べるコツとして、加熱することが挙げられます。生の野菜よりもカサが減るため、食べやすくなります。
イモ類は糖質を多く含むため、食べすぎに注意します。
・野菜を先に食べることで血糖値の上昇を抑えましょう
食後の血糖値の急上昇を抑えるために、副菜(野菜)→主菜→主食の順で食べましょう。また、少量の野菜や早食いでは効果が十分に出ないため、ゆっくり食べましょう。

③菓子・甘い飲み物の摂りすぎに注意する。
・菓子類と量は回数を控えましょう
菓子類には、多くの糖質や油脂を含んでいます。食べる際は、少量にしましょう。また、間食の際は適量の果物やヨーグルトを選択することで血糖値の上昇を防ぐことができます。
・清涼飲料水は避け、水や無糖のお茶を選択しましょう
清涼飲料水など甘い飲み物には、糖質が多く含まれています。水分補給の際は、水やお茶を選択しましょう。

以上3つを挙げて説明させていただきましたが、糖尿病の予防=バランスの取れた食事を摂ることになります
糖尿病を予防するためだけでなく、その他の疾患を予防したり、健康に過ごしたりするためにバランスの取れた食事を摂ることを意識して過ごしていきましょう。

〈参考〉
・一般社団法人日本臨床内科医会 030.pdf (japha.jp)
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