たばこの依存性について
喫煙者の中には、たばこがなかなかやめられないという方が多くいらっしゃると思います。
たばこをやめられないのは意志の弱さではなく、ニコチン依存症という病気のためです。ニコチン依存症の人はニコチンが切れると、イライラやストレスを感じるようになります。ここで喫煙すると脳波が一時的に正常に戻るだけでなく、快感物質であるドーパミンも放出されるため、たばこでリラックスできると錯覚してしまいます。
ニコチンはたばこの煙を吸い込んだ途端にニコチンが肺から急速に吸収されることも関係しています。喫煙を開始して約7秒でニコチンが作用し、イライラ解消が実施されるため脳で喫煙が良いものだと認識され、ニコチン依存が強化されます。ニコチンの影響はなくなるのも早く、イライラやストレスが再び出現します。これが、ニコチン切れという離脱症状です。ニコチンの依存性はヘロインやコカインなどの麻薬と同じくらいに高いです。依存症になる前に禁煙に取り組むことが大切です。
〈参考〉